こんにちは、もいもいです。
今日は英会話習得について勉強の考え方についてお話します。
ビジネスも芸能・文化もスポーツも、もはや当たり前のようにグローバル基準になっており、才能のある人や行動力のある人がたくさん世界の第一線で活躍する時代になりました。
自分には関係無いと思いながらも「英語が話せたら良かった・・・」と思った機会が過去に一度はあった人も多いのではないでしょうか?
「勉強しようと思うことは何度もあった」
それでも今すぐ必要というわけでは無く、目的意識もあいまいな結果、三日坊主になってしまった。
なんて経験、心当たりのある方も多いと思います。
今回記事では、「英語の勉強」という腰の重い考え方はやめて「暇つぶし・趣味の一種」と捉えてしまうことで、生活に馴染ませながら英語力を上げましょう、という話をします。
この記事は以下の人におすすめ!
- いつか英語が話せるようになりたいと思って勉強していない人
- 自分磨きなど「やらなきゃ」と思うことがあっても気が進まない人
- 英語の勉強をしてるけど話せるようになるイメージがわかない人
まず結論をお伝えすると基本的に「そもそも言葉って勉強するものじゃないから、勉強しちゃ駄目」です。
「気付いたら勝手に喋れるようになってることが言語習得のベスト」なのだから、そうなる一番楽な方法を考えましょう。
みなさんがまず習得した母国後は勝手に喋れるようになったと思いますが、子どもの頃に習得した経験を再現は出来ません。
大人になって出来ることを前提に紹介し、読み終えるころには決心不要で「なんとなく始めよう」という気持ちになっているはずです!
それでは、どうぞ。
Contents
英語学習が続かない理由
そもそもなんで勉強が続かないか?って考えたことはありますか?
「学生時代、特に受験期なんかはあんなに勉強したのに、なんでこんなにやる気が出ないんだろう」
「仕事だったら頑張れるのに、プライベートで勉強するのはなかなかしんどい」
このように思っては弱い自分を嘆き、「やらなきゃ!やらなきゃ!」と思いながら休日なにもせずに後悔。
こんなあるある話をよく聞きます。
でもこれって、結構当たり前な話だと思うんです。
なぜなら「いますぐやらなくても誰も困らない」からです。
頑張ってまでやる理由がないから
学生時代は定期的に試験があり、やらなければ「進級出来ない」とか「順位が下がって恥ずかしい」とか「内申点に響く」とかで、勉強はやらねばならないものでした。
受験であれば行きたい学校に行くために勉強しなければならず、勉強しなければ自己責任で自分に直接返ってきます。
だからどんなに睡眠時間を削っても、つらい勉強を数か月、数年と続けられたのではないでしょうか。
一方、大人になったらどうでしょう?
仕事以外でやらなきゃいけないことなんて、なかなか無いと思います。
英語を勉強しなくても誰にも怒られない。普段使わないから特別困りもしない。ただ、漠然としゃべれるようにはなりたい。
多くの方はこのような状態でしょうから、そもそも「一つの言語を習得する」という長い道のりを歩き始めるには大した動機がありません。
動機が弱いものにモチベーション高く取り組むことなんて難しいですよね。
これが継続出来ない大きな要因なのだと思います。
楽しくないから
続いてそもそも論ですが、楽しくないからです。
ぶっちゃけ単語の暗記やよく理解できない英文ニュースを読んだりしていて楽しくなれますか?
少なくとも私はなれません。英語の習得過程でも、ある程度英語を使えるようになった今でさえも。
映画もニュースもラジオも、日本語であれば十分楽しめて理解できるものを、わざわざ理解力が落ちる英語で時間を費やすことにはフラストレーションしかありません。
「英語に慣れるためにはしょうがない」
この気持ちが少しでもある以上は、継続させるのは困難です。プライベートでも我慢し続けるなんて疲れちゃいます。
もちろん、今やっている英語学習が少しでも楽しいと思えていたらそれはチャンスです。
「楽しい」はそれをやるには十分すぎる動機です。
受験勉強でも「好きな教科」ばかりをつい勉強してしまって、しかも成績がよかったりしませんでしたか?
少しでも楽しいと思えるものは、継続しやすいです。継続すれば習得に繋がります。
かといって楽しいと思い込むのはやめましょう(笑)。絶対に継続出来ません。
英語にどうやって触れれば楽しめるか
これを最優先に考えるようにしましょう。
ペラペラになるまでに時間がかかるから
みなさんは「英語が出来る人」ってどのレベルの人のことを想像しますか?
英語レベルをはかる一番メジャーな指標はTOEICスコアですが、
実際英語が出来る人って「ペラペラ話せる人」のことをイメージしませんか?
TOEICで満点の990点が取れる人は結構ペラペラな人が多いですが、普通に700点台でもペラペラ話せる人はたくさんいます。
帰国子女や海外滞在経験のない人が勉強を頑張ってTOEIC満点を取ったとします。
こういう人は自分で「英語が得意です」とはあまり言いません。
逆にTOEICは700点くらいでも、帰国子女や海外滞在経験が長かった人は割と素直に「英語できます」と言ったりします。
結局ある程度英語のレベルを上げた人でも、ペラペラじゃないと「得意だ」とするには自信がないのです。
他方、もともと英語で会話することに慣れている人は得意と感じたりもしています。
ここで伝えたいのは、「英語がペラペラです」という状態は超あいまいであるということです。
このあいまいな状態を我々は100点のゴールとして想定しますが、これを目指して努力するのは険しい道のりです。
よく日本人は英語を苦手というけど、英語圏以外の海外の人があまり英語を話せなくても「英語?話せるよ!」と得意げに答える、という話を聞くと思います。
まさに目指すべきは後者であって、少しでも英語が上達したら「英語話せます!」と言える状態になりましょう。
そうなるためには英語をよく使う人になること。そして使ってみてある程度会話が出来ることを知る。会話が出来ればそれはもう「英語が出来る人」になっています。
最初からゴールをネイティブのようなペラペラを目指さないでください。
めちゃくちゃ試験対策をしてTOEICで990点とってもネイティブのペラペラにはなりません。。。苦笑
ここまで勉強してもたどり着かないゴール設定をしてしまったら、少し上達してても自信が付かずに途中で学習を止めてしまうでしょう。
語学なんてものに勉強みたいな習熟度を設定するのは止めておきましょう。
少し話せるようになったら楽しくてうれしい。
そう思える身に付け方をするのが上達の近道です。
みんながやっている勉強法とは?
ここまでは英語学習はこう捉えましょう!というお話をしてきました。
ここからは実際にどのように身に付けていくのが良いか?という話に入っていきます。
一般的な英語学習方法と言えば以下のようなものが挙げられます。
みんながやってる英語の学習方法
・TOEICの勉強
・単語、文法の勉強
・映画、ラジオ、Youtubeを見聞きする勉強
・英会話レッスンを受ける
・英語が出来る人の勉強方法
・英語を使う環境に身を置く
と、いうものをプライベートを削って努力する
これが継続出来て、実際に英語能力が上がれば何の問題もありません。
これが遠回りだろうと近道だろうと「語学は継続して慣れていくうちに身についていく」類のものですので、止める必要はありません。
実際に私もTOEICスコアを上げたくて上記のような方法を長らく試していました。
特にプレゼンテーションを英語で聞けるアプリ「TED」を通勤時に、英文と合わせて聞いていたのは目に見えて効果を感じました。
↓TED:アプリストア
ある時から急に単語の繋がりが聞き分けられるようになり、ネイティブ特有の発音の流れについていけるようになったのです。
ただこれには毎日1時間×朝、夜を1~2か月は続けていた頃だったと思います。
仕事に行くまでも、帰るときも「好きな音楽聞いて気持ち切り替えてえ」と思いながらまさに我慢してやっていたことです。
その後TOEICを受験し、リスニングスコアが多少上がったのを確認した時点で面倒になり止めました(笑)。
結局そこまで楽しくなかったのと、我慢を続けることがやはりストッパーになっていたのだと思います。
そのため続けられる方にはこのような勉強方法もオススメしますが、今回は続けるのが大変な方に向けた記事ですので割愛いたします。
それでは、学習を続けられて英語能力を上げた人はどういったプロセスをたどっているのでしょうか?
大人になって英語を話せるようになった人の事例
私は海外企業と多くやり取りをする部門で働いているため、周囲でも英語が得意な人材が多くいます。
意外なことにその多くは「大人になって勉強して英語を習得した」とのことです。かくいう私もそのうちの一人です。
私の元々のレベルを正直に言うと、「大学受験での英語レベルはセンター試験だと満点が取れる。大学の独自試験でも得点稼ぎをする教科」くらいには得意でした。
ただ海外経験はなくリスニングは苦手で、当然すらすらと会話が出来るレベルではありませんでしたから、当時TOEICだと800点以下くらいのレベルでしょうか。
- 街を歩いていて英語で道を聞かれたら案内出来るし、簡単な会話もこなせる
- しばしば単語が聞き取れないことがあるが、話しかけてきたネイティブからは「英語勉強してるの?上手く話せてるね!」くらいのお世辞は言われる
このレベルから社会人になって勉強をしなくなった結果、最初のTOEICは500点台まで落ちていました。
ここから仕事で英語が必要になり、なんとか使える状態に持って行ったという形です。
周囲の方は私よりも勉強はされているようでしたが、共通してるのは以下のような点です。
・英語しか話せない知り合いが出来た
・留学した(or MBA留学するのに必要だった)
・全力で努力した
(基本、英語が出来ないとやばいからやった)
みなさん「やらないと困る(怒られる)」からやったんですね(笑)。
実はここに英語が上達するポイントが隠されていて、私はこれを強く推奨します。
それは、
話せない段階から英語を使って会話をしていた
ということです。
つまりは結局、習うより慣れろです。
結局、英語を使わないと話せるようにはならないということですね。
もっと言うと、勉強している暇があったら英語を使いましょうということになります。
はい、一番やりたくないやつですね(笑)。
ただ、変に長時間勉強していくよりは最短距離で英語に慣れるわけですからコスパを考えるとやはり最適なんですよね。
「喋れないから恥ずかしい」、「そもそも話す機会がない」、「英会話スクールは億劫」
こんなところが課題なのかと思い、その課題を極力削った学習スタイルをオススメしていきたいと思います。
頑張らないで英語を話す環境を作る
ポイントはだらだらと長く続けること
ここまで英語学習は「頑張ったらツラくてやめちゃうから頑張らないで。継続が習得の近道だからやめたら終わり」という話をしました。
それは言い換えると「頑張らないでだらだらとでいいから長く続けましょう」ということになります。
加えて、英語が出来るようになった人たちの共通項である「習うより慣れろ。英語はどんどん使うべき」というポイントを抑えることが重要です。
整理するとこんなところです。
・継続すれば語学力は伸びる
・継続してるうちに上達を実感する時がくる
・上達を実感したら欲が出て勝手に勉強する
・帰国子女、海外長期滞在の経験が無い人で「英語が得意です」という人はほぼいない(軽く挨拶できれば話せると思っていい)
・であれば完璧を最初から目指さない
・小さな上達を一歩ずつ目標にして、気が遠くならないようにする
このポイントを押さえたうえで、どんなふうに学んでいきましょう?
以下にその具体例を挙げていきますが、オススメする軸としてはこのような観点で選んでいます。
・もしお金を払うなら安いものを選ぶ。かつプレッシャーの無いものを選ぶ
・すぐやめても罪悪感が少ない、止めづらさが無い(もしくは限定的)
※止めづらさを飛び越えて止めたとすると、将来「またチャレンジしよう」とする気持ちを削ぐから
おすすめのだらだら英会話シーン
ハードル(お金・止めやすさ・始めやすさなど)の低い順、と思われる順番に挙げていきます。
②アプリ(出会い系だと思わなければ出会い系じゃない。顔を出さない)
③ウェブチャット
④日本語が苦手な店主のいる店の常連になる
⑤オンライン英会話(厳しくないやつ、心構えとしては勉強しない、話せなくても恥ずかしくならないやつ)
⑥英会話カフェ
⑦観光ボランティア(TOEIC500以上)
このなかで今すぐ始められるものは②と③かと思いますので、試してみる価値のあるアプリを以下に並べておきます。
HelloTalkは、語学学習を目的とした無料アプリでチャットやビデオ通話などが楽しめます。
Tinderはご存じの通りマッチングアプリですが、意外と語学目的で使っている方も多いです。自己紹介文にそのように書きましょう。
Hi!Penpalは文通友達を探してやりとりするメッセージングアプリです。
なかでも一番メジャーで最適なのはスタディサプリかと思います。
英会話機能も付き、これまで通り勉強が出来るようになったのでハードルの低さと安定感で選べばスタディアプリが現状使いやすそうです。
アプリで慣れてきたら以下のようなネクストステップを踏んでいくと自然に慣れていくでしょう。
・英会話カフェ
・ちゃんとした英会話
・TOEICで力試し → よければ外資転職
・映画、ラジオ、Youtubeを見聞きする勉強
・英語が得意な友達に付き合ってもらう(最初は全然だめだから恥ずかしいが、慣れれば)
最後に
改めて言いますが、英語が話せるようになりたい!でも続かない!という人は、
頑張らずに暇つぶし程度にさくっと始めて、だらっと少しずつ続けるのが一番いいです。
「無理だろうなあ」と思っていた私でも、ある時「あれ?英語聞き取れる!」という瞬間が数か月出来て、そこから進歩が早まりました。
みなさまも是非、ステイホームでやることのないときなどにでも気軽に始めてみてください!