資格・スキル

働きながら資格を取る│厳選!仕事や転職活動に活かせる難関資格5選を一挙公開!

投稿日:2021年6月21日 更新日:

まずはじめに、この記事の対象読者は以下のような方を想定して書いています。

  • 会社で昇進、昇格したい
  • 転職するときの能力の証明書が欲しい(給料アップしたい)
  • 資格を取って今とは違う部署、業務をしたい
  • どうせ暇なら勉強したい(勉強するのに目標が欲しい)
  • 働きながら難関資格は取れる?という現実的なことを知りたい

趣味の延長や雑学収集にまつわる資格については別途、以下の記事で紹介していますのでこちらをご覧ください。

 

今回は一般企業でスキルアップ・キャリアアップをしたい方を対象として、「働きながら目指せる」資格紹介をしていきたいと思います。

目次

1│資格を取る本質的な意味とは?
・当然ながら、資格を取るだけでは意味がないことが多い
・貢献してくれると期待が持てる資格取得を目指すべき

2│仕事や転職活動に活かせる資格5選
・簿記
・TOEIC800
・USCPA
・中小企業診断士
・国内MBA

3│まとめ

資格を取る本質的な意味とは?

資格取得は過去から長らく続いている、自身の成長手段の一つです。

一般的に言われる資格取得のメリットは、おおむね以下のような内容でしょう。

  • 資格が無いと就けない職業に就ける(医師、弁護士、会計士、美容師ほか多数)
  • 転職時の募集要項に記載されており必須(Must)または有利(Want)
  • 勉強することで知識が付く
  • 昇進のアピールになる
  • 会社から資格報奨金が支給される

当然ながら、資格を取るだけでは意味がないことが多い

たしかに先に挙げたメリットは全て正しいのですが、専門職でない限りは資格があるから無条件でメリットに繋がるわけではありません。

私は企業の管理職として採用、異動、昇給・昇進を決める場面がよくあります。

たとえば会計士や、資格ではないですがMBAを取得してる方も対象者として多くいますが、実のところはさほど注視しておりません。

採用時はクオリティの保証や、自部署の職務領域でやっていけそうか?という意味合いで募集要項に記載したりはします。

昇進・昇給評価時においても、「この資格を持ってるから最低これくらいのベースサラリーにしておこう」とは全くなりません。

何故なら「資格を持っていること」と「求める貢献をしてくれそうか?(してくれているか?)」では因果関係が薄いからです。

「求める貢献」とは、複雑かつ変化の早い状況下において、企業独自のシステム・意思決定系統などを理解し、過去の経緯を踏まえて新たに自ら考え、自身と周囲が「良くなるであろう」と思われる行動を取ること。そしてその行動の正解率を高め、結果を生み出すことです。

ベストセラーとなっている安宅和人さんの著者「シン・ニホン」では仕事をこのように表現されています。

“仕事=力×距離(つまり、「どれだけ大きな存在に対して、どれだけ勢いよく、どれだけの変化(距離)を引き起こしたか」)”


参照)シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成 (NewsPicksパブリッシング)

企業で一定のポジションにおり、社員のキャリアを考える立場にいる方々の多くが思っているであろうことを言語化するとこうなるのでしょう。

貢献してくれると期待が持てる資格取得を目指すべき

採用者や評価者は自分の部署において、貢献度 =「どれだけ大きな存在に対して、どれだけ勢いよく、どれだけの変化(距離)を引き起こしたか(起こしてくれるか)」を軸に判断します。

これまでを踏まえて私が本記事でお伝えしたいことは、判断者の考えを逆算的に考えて、

貢献を期待させる資格を取得することが重要

ということです。

せっかく資格取得に励んで、結果的に取得して喜んでいても、スキルアップやキャリアアップしたいという目的が叶わなければ本末転倒になります。

そして期待を満たす(満たせると期待させることが出来る)資格となると、やはり難関資格でなければ価値が薄れます。

組織で人を納得させるのは簡単なことではありません。

せっかく時間をかけて取得した資格が相手次第で興味なし、と判断されてしまったら非常に悔しい思いをするでしょう。

だからこそ、勉強を始めるのであれば必ず活きる資格を精査して選ぶ必要があります。

みなさまも将来の理想像と照らし合わせながら、「どのような資格があれば相手が期待してくれそうか?」を想像して資格を決めていただければと思います。

仕事や転職活動に活かせる資格5選

さて、ここから転職や仕事に活かせる資格を5種類紹介していきます。

今回の選定基準は以下になります。

  • 知名度がある(周囲、評価者、採用者がその資格の価値を知っている)
  • 汎用的である(特定の専門領域のみでなく、広範囲で活用ができ、応用性がある)
  • 働きながら取得可能(想定取得時間と時間やお金を投資した分の回収可能性の高さ、市販教材の数と質、資格予備校カリキュラムの存在など)

資格取得には必ず時間が掛かります。そして資格取得の効果はなるべく早く、長期間に渡って得たいものです。

そのためには思い立ったら開始は今すぐ。気軽になんでもチャレンジしてみることが自分の理想像への第一歩です。

また、ここで挙げる資格は全て頑張った時間は決して無駄にはなりません。

もし軸となる資格が見つからなくても、ものによっては取っ掛かりの一つとしてチャレンジしてみることもおすすめです。

 

その1 日商簿記3~1級

▮簿記3級(想定学習時間:50 ~ 100時間。3週間 ~ 3か月)
知名度★★★★★
汎用性★★★★★
取得しやすさ★★★★★
ーー簿記2級ーー(想定学習時間:100 ~ 350時間。1 ~ 6か月)
知名度★★★★★
汎用性★★★★★
取得しやすさ★★★☆☆
ーー簿記1級ーー(想定学習時間:400 ~ 800時間)
知名度★★★★★
汎用性★★★☆☆
取得しやすさ★☆☆☆☆

最もオススメする資格はズバリ簿記です。

財務、会計系資格として最もポピュラーな資格で、大学の一般教養講義としてもあり、就活前の大学生にも人気です。

しかしこの簿記あなどるなかれ。

電卓で足し算、引き算をして数字を記入するというイメージの強い簿記ですが、この資格で得られる知識は以下のようなものがあります。

  • ビジネスを通じて起こる取引の具体的イメージ
  • 取引によって生じるお金、モノ、コトの移動の認識
  • 売上、費用などのルール
  • 決算書の作成、読解

3級では基礎的な商品売買や決算書の作り方、2級ではやや込み入った取引やグループ会社を含めた決算書の作り方、経営管理のための会計。1級ではデリバティブ・ヘッジ取引のような応用取引から会計理論までを範囲としています。

一般的に評価されてくるのは簿記2級からですから、目指すなら2級以上を目標としましょう。

簿記2級取得を目指したい方はこちらに詳細を解説しています。

日商簿記二級│ゼロから独学最短合格を目指す方へ!勉強の進め方を解説

 

簿記が分かると何が良いかというと、

  • 企業で自分が働いていることで何が起きているか?
  • 会社はどうやって成り立っているのか?
  • 自社、他社はどのような経営状態なのか?

が分かるようになります。

これが分かると日々の自分や周囲の仕事が具体的に何のための活動か?が具体的にイメージ出来、より良くするには何をすべきか?という思考への近道が開けます。

財務、経理、経営企画部署で働く方にとっては日々簿記に含まれる知識を駆使されていると思うので、そうではない部署での例を挙げてみましょう。

例えばあなたが営業の場合。

得意先や新規開拓したい企業が「どのような戦略を持ち、どのような企業活動をしているか?」は基礎知識として知っておきたい情報です。

広告営業の方は取引先が「どれだけの予算を使って広告を打っているか?最近の状況はどうか?」を知りたいでしょうし、エンジニアを派遣したい開発会社であれば「ソフトウェアに使っている金額や人員数など」を知っていれば提案がより具体化して求められる提示がしやすくなるでしょう。

これらのことは決算関連資料に記載されてるものもあり、読む力が付けば営業のヒントが得られるかも知れません。

公開情報になくても、その他の情報を駆使して想定する方法論が簿記で学ぶ知識を通じて増えます。

そして自身が販売する商品について、実は会計上「受領した金額が全て売上にカウントされる」とは限りません。

経営者は当然会計上の売上・利益を意識しています。それをもとに予算や目標が決められ、管理職である上司はその数字に対して責任を持ちます。

その上司に評価される立場にある営業のあなたが頑張って取引先から大きな金額を獲得できたとしても、「売上」にならなければ評価されないこともあるでしょう。

さらに言えば自身が販売する商品の利益率や受注率などを分析して、「いかに効率よく利益貢献できるか?」を理解した上で成果に繋げようと動いているあなたを評価しない上司はいないのではないでしょうか。

例えばあなたが企業の大きな戦略策定に関わりたい場合。

会計知識は必須になります。

私は経営層と深く関わる仕事をしていますが、優れた商品開発エンジニアや企画担当者、営業やマーケティングのエースらが出世してその部門のトップに立った時、会計知識の無さに四苦八苦する姿を必ずと言っていいほど目撃します。

理由は繰り返しますが「経営者は会計上の成績を意識する」からです。

魅力的なミッションやビジョンを掲げ、戦略を打ち出すとき、株主や株を紹介する機関投資家からは必ず結果としての将来の経営成績を強烈に注視されます。

もちろん場合によりますが、注目の矢面に立つ経営者が「よい商品を作り、人に喜びを与え、もちろん利益を拡大出来ます」といえる戦略でなければ承認されません。

承認されるような戦略を各部門のトップたちが中心になって作りこむのが通常です。

開発者のトップが「これで世の中にない素晴らしいモノが作れる!」とアイデアを出しても、「いいモノは作れるけど一生赤字です。会社が潰れます」という案は採用出来ませんよね。

会計を知らず、意識していないとビジネスが成立する戦略など作れたものではありません。

さらに、部門のトップになると売上や利益といった数字責任を持ちます。一般社員が使いたいと言う費用の承認の最終権限を持ち、責任が伴います。

どのような部門であっても、経営に関わるような大事な案件に関わるには会計知識は最低限必要と言えます。

その最低限必要な会計知識が簿記でつきます。だからオススメです。

 

簿記3級であれば独学で取得可能です。会計のイメージを掴むだけであれば3級で十分です。

簿記2級があれば「経理、財務、経営企画」以外の職種であれば、会計で困ることはほとんど無くなります。営業や開発、マーケティングなどあらゆる部署にて経営の会計的にやりたい事をイメージした動きが取れるようになります。

2級では試験範囲が広がり覚えることも多く、付け焼刃の勉強では容赦なく不合格になります。

2級合格をゴールに見据えるのであれば独学でも十分可能ですが、資格予備校を検討してみても良いと思います。

2級は試験範囲が広く、一回では読んでも理解できないような内容も多く存在しますので、躓きながら勉強するとかなりの所要時間になります。

想定学習時間で1 ~ 6か月と書きましたが、1か月というのは予備校に通って1日3~5時間勉強した場合での最短目安です。

ちなみに私も過去に簿記を取得しましたが、「MBAや業務で会計に触れている。早慶合格レベルの受験勉強経験済み」というプロフィールで、

通信教育で予備校に通い、3級取得は3週間(約50時間)、2級は1か月+1週間(約100時間)で合格しました。

2級取得での予備校は10万円弱で受講可能ですので、お金で時間を買うという手は私は非常にオススメします。

 

ちなみに簿記一級はかなり難関で、財務や経理担当者でも取得している人はほとんどいません。

ただし公認会計士に合格するよりは短時間での取得が可能で、かつ専門的知識が付き、どこへ行っても高く評価される資格ですので1級を目指すというのは高めの目標として良い設定に思います。

1級取得者であれば、未経験での外資コンサルや投資銀行、GAFAレベルの外資大手事業会社ファイナンス or ビジネスアナリストへの転職にもプラスに評価されるでしょう。

もし1級を目指す場合は3級の勉強開始時点から予備校に通うことを推します。働きながら簿記1級の独学取得は修行です。。

 

▮おすすめ教材はこちら(総合力のある資格ですのでまずはライトに始めてみてください)

日商簿記3,2、経理の仕事に役立つ150以上の動画を学ぶサイト【Accountant’s library】
スキマ時間を有効活用できる【オンスク.JP】
高い合格実績で選ぶなら資格の大原 簿記1・2級講座



その2 TOEIC 800点

▮TOEIC 800点(想定学習時間(400 ~ 600点からのスタート):100 ~ 300時間)
知名度★★★★★
汎用性★★★★★
取得しやすさ★★★☆☆

汎用性の高さといえばやはり英語。ずっと身近にありながらも手を付けていなければ是非これを機に800点を目標としましょう。

TOEICは英検に並び、最もポピュラーな英語系資格で合格・不合格が無くレベルを測定する意味でもかなりの多くの方が受験しています。

ビジネスで活用したい場合は英検ではなく親和性の高いTOEICを受験しましょう。

ここで800点を設定している理由ですが、外資系企業や英語を扱う企業・部署で求められるレベルが800点以上となっているからです。

公開テストで800点以上だと上位約12%。平均が大体500点台後半くらいです。

出典:一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会 DATA & ANALYSIS 2020

800点の英語力がどれくらい実務で活きるか?については以下のデータが参考になりますが、800点以下ではメールのやり取りが出来る程度。800点以上だとプレゼン、海外出張・赴任が出来るレベルであると回答されています。

出典:一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会 英語活用実態調査 企業・団体・ビジネスパーソン 2019

私も英語は社会人になってから習得に力を入れた身ですが、データの通りで無勉強で600点レベル。

当時は海外企業との英文メールは全く書けず、Google翻訳や参考書などを見ながらなんとか文法的には間違っていない内容が遅れる程度でした。

会議や海外出張では会話は全くついていけず、覚えてきた自己紹介を言った後、それに対するリアクションは意味不明でへらへら笑い、その後はただ無言でたたずんでいました。。。

800点取れてもなかには「会議では全然会話についていけない」という方もいらっしゃいますが、英語脳の素地はできていますので、あとは英会話の経験を積む方向にスムーズに進めます。

実際に私自身や周囲の方の実体験を聞くと、「TOEIC600点レベルで英会話スクールに通ってもなかなか会話できるようにならず、800点を超えてから改めてスクールを始めてみたらメキメキ力が付いていった」というケースが非常に多いです。

スクール代を無駄にしないためにも、まずは基礎体力作りをする意味を兼ねてTOEIC800点を目指すことがオススメです。

 

転職で800点以上が評価される、基礎能力がアピール出来ると書いてきましたが、社内での評価はどうでしょうか?

 

まず多くの場合、「この人は英語がある程度出来るんだな」という印象は与えられると思います。

例えば海外支社/本社との窓口業務や、海外クライアントの営業担当、海外パートナーとのアライアンス担当といった部署で働きたいといった場合にはTEOIC800点があればあなたの名前が上がりやすくなるでしょう。

自ら手を挙げて異動を申し出る際にも説得力があります。

「試験では良い点が取れたとしても実用は苦手」といった段階だとしても、先に挙げた通り英語力の土台が出来ていますので、きちんと練習していけば上手く駆使できるだろうという期待値も持てます。

当然、業務に就いた初めの頃は苦戦してストレスになることはしょっちゅうあると思います。

しかしこの環境を作ってしまえばいよいよ「頑張るしかない」とお尻に火がついて勉強せざるを得なくなるでしょうから、あとは自分の頑張り次第という状態までは持っていけます。

TOEIC800点以下では、周囲の評価によってこのスタートラインにも立つことが出来ない確率が高く、かつ仮に希望の部署で仕事につけても働きながら英語力を高めていく作業は倍の努力が必要になってくるかと思います。

これらのことをあらかじめ想定し、まずはTOEIC800点を取りに行くことが近道だと信じて邁進していきましょう。

▮おすすめ教材はこちら(800点越えを想定した教材です)

その3 USCPA

▮USCAP:1,000 ~ 2,000時間)
知名度★★★★☆
汎用性★★★★★
取得しやすさ★☆☆☆☆

3つめはUS CPA(U. S. Certified Public Accountant)。米国公認会計士です。

日本の公認会計士試験は国家資格であり日本での監査業務を行うことが出来ますが、USCPAは米国の資格になります。ライセンスを取得した州でのみ会計士としての仕事が可能です。

「会計士」という仕事がしたい場合はこのあたりの精査が必要ですが、本記事における対象の方にはこの点についての考慮は不要に思います。

実際、多くのビジネスエキスパートの方がUSCPAを取得し、あらゆる部署で活躍している現実があるからです。

USCPAを取得するメリットは大きく3つあります。

  • グローバルでの経営、会計理解があるとアピールできる
  • 英語力の証明
  • 有名外資、戦略コンサルティング会社をはじめ入社難易度の高い企業からのニーズが高い

3つ目のニーズが高いということからも分かる通り、ビジネス系資格のなかで最も価値のある資格のうちの一つとなっています。

オススメする理由はその価値の証明力と、日本の会計士資格取得よりも簡易であるという点です。

日本の公認会計士の出題は細かく広い範囲を細かく理解する必要がある一方で、USCAPは範囲は広いが基本的な考え方を理解しておけば良いので暗記受験的な要素が比較的少ないです。

合格率も国内会計士が10%前後であるのに対し、30%前後となっています。試験も国内会計士は年1回(短答2回、論文1回)に対し、USCPAは複数回受験が可能です。

特に、受験が年複数回可能という点が働きながら取得するには重要なポイントになります。年1回の受験に不合格した場合は、翌年の試験日までの分が勉強時間が多くなります。初年度の勉強量より抑えられるかもしれませんが、「次も失敗したらどうしよう」という不安が1年間続きますので、上手く勉強量をコントロールするのは心理的に非常に困難です。

一方、USCPAは複数回受験可能ですので、合格への自信がついたタイミングでの再チャレンジが可能となり、余計な勉強時間を割くことも無くなります。

もちろん難関資格であることは変わりないので本気で勉強しなければ合格出来ないものですが、国内会計士の受験者は時間に余裕のある大学生である一方、USCPAは働きながら受験する方の比率が非常に高いです。

 

USCPAの試験科目は、以下のようになっています。

  • Financial Accounting & Reporting (FAR) 財務会計
  • Regulation (REG) 諸法規
  • Auditing & Attestation (AUD) 監査及び証明業務
  • Business Environment & Concepts (BEC) ビジネス環境及び諸概念

国内会計士試験よりも科目数が少ないですが、当然英語での受験となりますので一定の英語力が問われます。

そして「ビジネス環境及び諸概念」を学ぶことで、会計という専門領域のみならずビジネス全般への理解も証明できます。

 

比較するのであれば海外MBAがあります。

一般的には国内よりも海外MBAが評価されますが、取得するには1~2年の留学が必要ですし、留学費用を会社が出してくれるケースは稀で、多くは一度会社を退社(もしくは休職)して自費留学します。

他方、USCPAであれば働きながら独学や予備校の通信教育を利用して十分対応可能な資格になります。

同じ「英語力」、「ビジネス理解」への証明をするのであれば、時間もお金も掛からないUSCPAにチャレンジする選択肢は非常に有効に思います。

もし、皆さんの中でMBAを検討されている方がいらっしゃるのであれば、一度是非USCPAについても検討してみてください。

 

その4 中小企業診断士

▮中小企業診断士:800 ~ 1,000時間)
知名度★★★☆☆
汎用性★★★★★
取得しやすさ★★☆☆☆

4つめは中小企業診断士です。

資格名からして一見すると「中小企業の何かに詳しくなるのかな」といったイメージを抱きますが、その汎用性はここで紹介する資格の中でもトップクラスです。

中小企業診断士を簡潔に紹介するならば、経営コンサルティングに関する唯一の国家資格であり、企業の財務・労務・生産・販売など経営全般にわたって調査分析を行い、改善方法をアドバイスする仕事です。

試験科目を見ていただければ分かりますが、得られる知識はMBAに近く、経営全般および改善に向けた助言が出来る状態になります。

MBAは学士ですので通学が必要ですが、中小企業診断士は資格取得の勉強に限るため時間の融通が利きます。

MBA取得者が独立、国家資格を取るために取得する資格としても知られている通り、コンサルタントとして開業する際には国家資格であることが強い証明となり信頼性を担保することが出来ます。

 

資格名の通り、本資格は中小企業をメイン対象としています。

ここで考えたいのが、「大企業に勤めているので中小企業の知識では不足しないか?」という疑問ですが、結論を申し上げると全く問題ございません。

知識そのものは企業全般に関わる知識が得られるという理由が一点。

そしてもう一点。「大企業の経営は経営陣主体で行う。もしあなたが経営幹部でなければ、自身が見ている事業体の単位で改善することにフォーカスするべき」ということに起因します。

多くの大企業はカンパニー制や、事業本部単位といった粒度分解した経営管理を行っています。

そして多くの従業員はそのどこかの事業単位に属し(または管轄し)、日々の改善のために従事しているかと思います。

採用者、評価者としてはこの「事業単位の改善」に貢献して欲しい、という要望を持っているケースが大半を占めます。

中小企業診断士はこの要望に応えるには非常にマッチした資格であると言えます。

もちろん経営幹部になった際にも活きる知識ではありますが、目下の具体的な要望に対する自己アピールとしては非常に有効な手段となり得ます。

本気で勉強すれば1年以内で取得する可能性も十分あり、短期決戦で難関資格を取得したいといった方には親和性が高く、自己と他者の評価にギャップを感じており「今すぐ目に見える成長が欲しい」という時には是非オススメしたい資格です。

世間一般的な認知度は簿記やMBAと比較すると落ちますが、ビジネスの世界では全く問題なく評価される難関資格です。

「USCPAのような会計重視の資格は自分のキャリアパスにはマッチしない、英語の取り組みもいまいま必要性を感じていない」といった場合には是非検討いただきたいと思います。





その5 国内MBA

▮国内MBA:(1 ~ 2年)
知名度★★★★★
汎用性★★★★★
取得しやすさ★★★☆☆

最後は資格ではございませんがMBA(国内)です。

Master of BusinessAdministrationの略で、日本では経営学修士と言います。

大学院を卒業することで得られる学士で、その名の通り経営にまつわる全般知識を習得できます。

働きながらという観点で、ここでは海外を捨てています。

確かに超一流企業の中で出世競争を争ううえでは、海外有名MBAを取得していると多大なアピールが可能になり、未だ登竜門的な意味合いを持っています。

ただし以下表のように学費も非常に高額で、会社からの支援が無ければそうそう気軽に目指せたものではありません。

グローバルにおいて国内MBAの認知度はまだまだと言ったところですが、学べる内容や得られる人脈、周囲からの刺激などを勘案してみても、十分国内でも有益な証明になる言えます。


参考:グロービス経営大学院 MBAとは

入学するには当然入学試験があり、面接のみの学校や小論文といった筆記を要する学校など試験内容はそれぞれですが準備が必要です。

ただし大学受験のような詰め込みは必要ではなく、必要な対策さえ行えば問題ございません。

 

参考)むらこらむ MBAって意味あるの?

 

先に記載をしましたが、他の資格と比べると「単純にMBAを取得しただけ」では評価されません。

必要なのは「学んだことを活かせているか?(活かしてくれると思わせられるか?)」です。

なるべく評価の高い大学院への入学を目指し、通学中から学んだことを業務に還元する姿勢を見せ、周囲に刺激を与え、結果に貢献すること。

取得後は何を学んだか?を言語化して相手に期待を持たせられるか、取得した結果どのような貢献をしてきたか、周囲のスキルベースアップを行えるか。

汎用的な内容を学ぶ学士であるからこそ、取得した結果として貢献できることを見られています。

企業の多くが学歴だけで人材採用を行わないのと同じです。

そういう意味ではスキルの証明力としては不十分かと思われますが、得られる知識・経験・人脈・スキルは紛れもなく有益なもののはずです。

投資した時間とお金を活かすも殺すも、勉強して成長した自分ですので、MBA取得を目指す方は「どのように活かすか?」を具体的にイメージしてからスタートされると良いと思います。

当然ながら、知識があるのと無いのとでは雲泥の差が出ます。

学びの意欲がおありであれば、MBAという経験はあなたにとって最大の刺激となると思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

どの資格も非常に汎用性が高く、かつ今後のキャリアにとって有益となるものばかりをピックアップしました。

今後のキャリアアップを狙っている方には是非チャレンジしていただきたいものばかりです。

そして、どの資格も取得までにはそれなりの時間を要します。

強調しますが、始めるのであれば早い方が良いです。本気になるのは始めた後にでも問題ありません。一番のハードルは始めることです。

両立が厳しくなったらどちらかを緩めてしまっても決して悪いことではありません。

何かを始めたということに一つの価値が存在すると私は信じています。

ご覧いただきありがとうございました。

-資格・スキル

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