こんにちは、もいもいです。
コロナ第一波からもうすぐ2年が経ちますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
私はというと、仕事は元々在宅メインでしたので変わらずですが、プライベートでは自粛生活です。
飲みには行けなくなりましたし、気軽に友達にも声をかけづらい。
趣味の温泉やアクティビティも県外を跨ぐ移動になるため避けており、都内では電車に乗るのもはばかられる状況です。
マイカーを持っていないのでドライブなどもしておらず、お金も使っていないし車でも買おうかと思っていました。
そんな時ふとAmazonプライムでスーパーカブというアニメを見ていると、
「あれ?安いし手軽だし原付買えばいいんじゃね?」
という気持ちになり、タクシーで近場で大き目のバイク王へ行って20万円の50ccバイクを即決してきました。
約1か月してメンテナンスを終えた原付が店舗に届き、乗って帰ってから早3か月。
届くまでの1か月間のクールタイムで20万円の衝動買いに少し後悔もしていましたが、そんなことは全く無意味でした。
原付買ったらめちゃくちゃ捗る!
今日は検討中の皆様や、何となく暇でお手軽な刺激が欲しい皆様へ、原付の魅力を感じたシーンを紹介したいと思います。
まず、普通免許があれば運転できる
最大の魅力はこれ。50cc以下の原付であれば特別な免許は不要です。
たまに普通自動車免許を取っていても「自分の免許は原付は乗れないんだ。講習を受けないと」という方がいますがガセです。
原動機付自転車は1人乗りのバイクで自動車の中でも軽量車に区分され、自転車と同じ扱いとなります。
私は一時期信じてしまっていましたが、普通免許があればいつ取ったものでも全く問題ございません。
駐車場がいらない
自転車扱いなので駐車場に停めません。駐輪場に停めます。
もちろん場所によって指定がありますから、バイク置き場に停めたり、駐車場の脇に停めたりと、その時のルールに従う必要はあります。
1台ずつ固定するタイプのマンションだと駐輪場にはそのまま置けませんが、安く停められるところはたくさんあります。
駅前の大型駐輪場などにはバイクを置く場所が設けられているところも多く、受付のおじさんに言ったら案内してくれたりします。
ちなみに私は自宅の玄関前の小スペースに停めているので駐車代は無料です。
大家さんや周辺住民の方などに相談して、スペースに置いていいか?確認するものありです。
速度制限30kmが不便どころか逆に安心
二輪の怖さは事故。
車体に守られていないため身体をさらして走りますし、四輪と比べると不安定で転倒事故などを不安に思う方も多いと思います。
よく親世代でバイク事故が多かったせいか、「あなたはバイクに乗るのはダメ!」と言われてきた方も少なくないのではないでしょうか?
私も最初は不安に思っていましたが、今のところ全くその不安は消えました。
乗り心地でいうと車やバイクよりよっぽど自転車に乗っている感覚に近いです。
30km以下で左端を走行するので、車道脇をちょっと早い自転車漕いでいる感覚です。
30kmというのも最高速度であって、小道や住宅街、道の混んでる幹線道路を走るときはそこまでスピードも出しません。
体感は全力で自転車を漕いだスピードを、自動で風切ってる程度の早さなので、お子様向けジェットコースターさえ乗れない私でも恐怖心は抱きません。
二輪のバランスについてもグラつきそうになることは未だにありません。
想像以上に車体は重く(両手でハンドルを握って全力で持ち上げようとしても1cm上がるかどうか)、重心も低く、タイヤも太いので安定感があります。
最初はアクセルの感覚が掴めなかったり、周りの車に追い越されるときに恐怖を多少感じるかもしれません。
ただこれは教習所で初めて車を運転した時と同じようなものなので、経験と慣れ次第で解消するものです。
一点あるとすれば、脇スレスレを猛スピードで乗用車や大型トラックが追い越していく時がまれにあるので、それは少し怖さがあります。
急いでたり危なそうな運転をしている車をミラーで見かけたら、躊躇なくスペースを空けて原則して追い抜かしてもらいましょう。
足り続けるのが怖ければ、そもそも車道左側を走行してますので、一旦脇に停まって気軽にやり過ごせます。
原付は走るのも気軽ですが、車体が小さいので原則することも停まることも気軽に出来るのです。
早い自転車よりは早いので、じれったくなることもさほど無いです。
たまに普通のバイクが通り過ぎていくと、「早くていいなあ」と思うくらいですが、万が一転んだ時のことを考えたらスピードは遅くて良いと思っています。
行動範囲が広がる
これがコロナ禍で最もメリットと感じる点ですが、気軽に遠出出来るので今まで行かなかったようなエリアに行けるようになります。
10~15kmくらいの距離なら40分~1時間くらいで到着します。東京駅から中野駅までが大体12kmあり、車で30分くらいです。
私の自宅は都心と郊外の中間に位置しており、夜の東京を散歩がてらに走ったり、郊外のスパでゆっくりしたりと余暇を楽しんでいます。
特に、電車ではなかなか行きづらいような場所に行きやすくなったため、
降りたことのない駅の周辺を回ってみたり、電車でのアクセスのよくないゴルフ練習場や温泉に行けるようになったことで、むしろ余暇の過ごし方は増えた部分もあるくらいです。
電車に乗りませんし、都心のお店に入るわけでもないので服装も比較的ラフにしています。
ヘルメットを被るのでヘアセットは整え過ぎずラフに、もしくは歩くときはキャップを被ったりしてその気軽さを楽しんでいます。
他にも海辺や川沿いを走ったり、都内で自然のある大きな公園に行ったりして雰囲気を楽しむことも増えましたし、
徒歩では億劫な距離にある大型スーパーでの買い物も捗ります。
原付のシートにはものにもよりますが、2リットル程度の大型ペットボトルが5~6本くらい入るスペースがありますし、
足元に袋を下げるフックも付けられますので、食材を買い込むときにも便利です。
コロナ禍で1か月のUber Eats台が10万円前後の月が続いていた私も、浪費が気になって自炊を少しづつしています。
スーパーまで買いに行って、重い荷物を持って帰ると運動不足で腕が上がらなくなったりしていましたが、今では原付で運搬するようにしています。
交通ルールがシンプル
長らく車に乗っていないと標識を忘れたり、「この信号って進んでいいの?」、「これって車線変更していいんだっけ?」と不安になることはありませんか?
流れに合わせて速度を出している車だと、一瞬の迷いがヒヤリハットに繋がったり、多くの周辺情報を注意しながら進まなければなりません。
周辺を注意するという意味では原付も同様ですが、その交通ルールはかなりシンプルです。
原則左車線を走行する。三車線ある道路では段階右折する。30km以内の速度で走る。といったルールです。
仕事でもマニュアルがあって従って作業を進めるだけのことって楽じゃありませんか?
自分で考える必要はありませんし、制限が多いのでわざわざ迷わずにその制限内のことだけすれば間違いないのですから、悩ましい応用は不要です。
もちろん原付特有の二段階右折などは最初は慣れないかも知れません。
もし「ここって二段階右折すべき?」などと悩むようなことがあれば、ゆっくり寄せて停まればいいです(後ろに誰も居ないことを確認して)。
停まって落ち着いて標識や車線を確認して、その通りに動けばいいですし、それでも不安ならエンジンを切って手押しで横断歩道を渡ればいいです。
手押しであれば歩行者扱いとなりますので、場面によっては上手く停めて押して進みましょう。
お金がかからない
まず原付は中古で十分です。新品はかなり高いものもありますが、新品ならではのメリットは整備が進化している現代ではさほど無いでしょう。
お近くのバイクショップに並んでいる原付を見ていただくと分かりますが、15~20万円出せば大体の車種は変えます。
ネットでは一桁万円台からもたくさんありますので、一生乗るものでも無いですから価格で決めてしまってもいいかもしれません。
私は本体価が17万円ほど、保険やオプション等を含めて丁度20万円でした。
店舗に並んでいる中でも比較的状態が良く、デザインも好みのものを選んだので、他の商品と並べるとやや高めのものを買いました。
ガソリンは80km/Lほどでなかなか減りません。「結構減ってきたなー」と思ってスタンドで満タンにしても5~600円くらいです。
駐車代とガソリン代くらいしか目先の維持費はかかりませんので、ほぼ本体を買う際の初期費のことだけ気にすればよいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
身近になかった方には一生縁のない原付ですが、これが意外と楽しくて便利でした。
ずっと家にこもっていると退屈ですし、気持ちが落ちてしまうことだってあるでしょう。
外の風に当たりたくても人混みがなるべく避けたいところですし、仕事終わりの時間帯だとなかなか何処にもいけないんじゃないでしょうか。
そんな隙間ニーズに応えるには原付はぴったりだなあと思い、今回は紹介させていただきました。
女性の方でも運転が簡単ですし、スーパー帰りなどで暗い夜道を手荷物下げて歩くよりも、力も不要で安心に帰れるという方もいらっしゃるかも知れません。
「バイクじゃなくて原付っていうのは恰好悪い」という決めつけは一旦置いといて、かわいくて便利な原付を気軽に買ってみるのもいかがですか?
以上、ここまで読んでくださってありがとうございました!